
エクオールとは
「エクオール」は、大豆イソフラボンから腸内細菌によってつくられる活性代謝物です。大豆食品から体内で「エクオール」を作れるのは、日本人女性の2人に1人といわれています。
この「エクオール」は体内で女性ホルモン(エストロゲン)とよく似た働きをするため、ほてりや肩こり等の更年期症状、骨、メタボリック・シンドロームおよび肌の老化に対する効果が認められています。

エクオールはサプリメントでの摂取が可能です。

大塚製薬 エクエルプチ(サプリメント)
1日2粒でエクオール10mgを摂取することができるサプリメントです。
当院でも取り扱いがございますので、ご興味がある方はお声がけください。
エクオール検査について
ご自分がエクオールを作れる体質なのかどうか、気になりますよね。エクオールを作れる人と作れない人の違いは何なのでしょうか?
それは、腸内細菌の違いであることが最近注目されています。 ヒトの大腸にいる様々な腸内細菌の中に、食事から摂取した大豆イソフラボン(ダイゼイン)をエクオールに変換してくれる「エクオール産生菌」がいることがわかりました。このエクオール産生菌がいるかどうかがエクオールを体内で作れるかどうかの違いのようです。
ご自分がエクオールを作れているかどうかは、尿検査で調べることが可能です。
エクオールは腸内のエクオール産生菌によってつくり出され、体内で作用した後、数日中に尿に排出されます。そのため、
尿中のエクオール量を調べることで体内でどれくらいエクオールがつくれていたかを調べることができるのです。
当院のエクオール検査
尿検査で当日結果が判ります。検査に必要な尿は0.1mlとごく少量です。
結果の判明まで10分です。
検査料金は¥2,980(税込)です。
健康診断のオプションとしてもお勧めです。
検査を受けていただく方への注意点
①食事について
尿中エクオール量は測定前の2-3日間の大豆イソフラボン摂取量が影響します。
エクオールは体内で蓄積されないため、検査日の2-3日前に大豆イソフラボンを含む食事を積極的に取り入れることを推奨します。
大豆製品の1日の摂取量目安は以下のいずれかとなります。
・豆腐2/3丁
・納豆1パック
・豆乳200ml
②サプリメント摂取について
エクオールを含むサプリメントを摂取している場合は、尿中エクオール量が上昇します。
検査日の3日以上前からサプリメントの摂取は中断してください。
③検査当日について
・血液の混入があると正しい結果が得られない場合がありますので、生理中は避けてください。
・激しい運動後の検査は正しい結果が得られない場合がありますので、おやめください。